金属加工
金属部品の均質化に必要な『応力除去・焼きなまし』
先日、元大手航空事業エンジニアの仲間から、金属加工の依頼がありました。
『材料:純チタン』『サイズ:φ80×150』
この母材から30×120×t2の板材を10枚作ってほしいと。
話が進む中、母材のどの箇所から材料取りするかで、
それぞれの特性が違うよね?となり、ワイヤー切断後、焼きなましが必要と判断しました。
その数日後、金属のスペシャリスト集団である『東北特殊鋼』の方と話す機会があり、
この内容を相談してみたところ、やはり応力除去は必要という回答でした。
径方向、軸方向、全てにおいて特性が異なるようです。
もし均質な材料が必要な時は、ひと手間ではありますが、熱処理をすることをお勧めします。